【ソウル聯合ニュース】韓国文化体育観光部の第2次官に就任した張美蘭(チャン・ミラン)氏(39)が4日、政府世宗庁舎に初出勤した。

 2008年北京五輪女子重量挙げ金メダリストの張氏は3日に尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領から任命状を受け取り、任務を開始した。

 同部でスポーツと観光分野を担当する張氏は、「まだ業務の把握はできていない」としながら「重大な任務を任されてプレッシャーが大きいが、最善を尽くす。時間をかけて見守ってもらえれば幸いだ」と述べた。

 張氏の次官起用を巡っては最大野党「共に民主党」の安敏錫(アン・ミンソク)国会議員が「韓国のスポーツ改革と先進化のために努力を傾けた跡が全く見られない」と指摘するなど、一部で批判的な見方が出ている。これについて張氏は「ご心配をおかけした分、もっと頑張らなければと思った」と述べた。

 同氏は朴槿恵(パク・クネ)政権時代の朴鐘吉(パク・ジョンギル、射撃)氏と文在寅(ムン・ジェイン)政権時代の崔允喜(チェ・ユンヒ、水泳)氏に続き、韓国代表を務めたスポーツ選手としては3人目、五輪金メダリストとしては初めて文化体育観光部第2次官に任命された。

 現役時代は世界選手権で4回優勝、北京五輪で金メダル、04年アテネ五輪で銀メダル、12年ロンドン五輪で銅メダルに輝くなど多くの功績を残した。次官に任命されるまでは竜仁大体育学科で教授を務め、張美蘭財団理事長としても活動した。